こう太のコーヒーとか

59 ハンドメイド生活

生活という単語がなんとなく好き。
じぶんは、生活のなかにいて、また、生活はじぶんのなかにある。
生活について考える時間はなんだかやさしいし、つい、たのしくなる。
あしたはなにをしようか、と毎晩おもう、きょうはなにをしようか、と毎朝おもう。
生活をつくっているのはぼくで、ぼくをつくっているのも、また、生活なのだ。

夜がもう涼しくなりすぎてしまったものだから、きょう、「寒いなあ」とおもった。
ひとは寒くなると着こむけれど、木は、すこしずつ葉を落として、どんどん寒そうだ。
ところで、ぼくは最近毎日眠くて、眠いからまた眠るのだけれど、それでも眠い。
みんな実のところ、眠いのを我慢しているのだろうか、だとしたら本当にすごいし、でも、寝ててほしいよ、ともおもう。
このままだと、眠たい、という形容詞がそのまま、人類のあるあるネタになってしまいそうだ。

59 ハンドメイド生活 たいそうなことを言うつもりはないけれど、自然な景色が、すこしずつ、時間をかけてがらりと変わったら、どんな世界になるんだろう、とかおもう。
じぶんがいて、じぶんのとなりにだれかいて、そのとなりにもまただれかがいて、それが世界だ。
だから世界なんて、ただの生活だ。
だから、世界がどうにかなったら面白いのにな、とか、てきとうにおもったりするのがたのしかったりするのです。

文と絵 山本こう太

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